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D君 継次処理と同時処理 その3 

D君の場合:「継次処理」と「同時処理」その3


同時処理は先ほどの継次処理と表裏の関係にあります。

継次処理は一つずつ物事を積み重ねていった結果、

答えにたどり着くというタイプでしたが、同時処理はまず結果ありきです。

そのため、クイズや問題などで、「この答えは何だと思う?」

みたいな焦らしをとても嫌います。まず答えがほしいのです。

同時処理の子供たちには、

「この答えは〇〇なんだけど、どうして〇〇なんだと思う?」と尋ねるのがよいのです。

始めに答えを言ってしまいます。

これで全体が一気に分かります。そして、細かな解説をしていきます。



これも地図を例にすると分かりやすいです。

子どもの前に地図を広げて、

「ゴールは東京駅なんだけど、どうやって行くのが一番早いと思う?」

このように聞くと、同時処理優位な子供たちは目を輝かせて考え始めます。

反対に、「最初はこの道をまっすぐ。次はここで左に曲がる。

その次は右に曲がる。更に…。すると、どこに着くかな?」

この手の問題はお手上げです。情報が処理できなくなり考えることをやめてしまうのです。

私は完全にこのタイプに人間です。ちょっと話がずれますが、

地図を進行方向に回さないと進めない人なんです。


とにかく結果が分かってないとスッキリしないのが同時処理優位です。

全体を見て、それぞれの繋がりや関係を見出す力に優れていますが、

細部への注意がおろそかになり、うっかりミスをすることもあります。



もしも、お子さんが、(何でこんなところでこんなミス?)と思うようなところがあったら、

少しこのことを思い出してみると何かの役に立つかもしれません。

全体を捉える力に長けているので、継次処理とは対照的に、

目で見て情報を処理する能力が高いです。

耳からの情報は、じれったくなることが多いです。


つまり、同時処理優位の子供と接するときには、

①まず結論から

②全体⇒細部へ

③耳よりも目に訴える情報提示を心がける
ことで、

今までよりもスムーズに物事が進むようになるはずです。


継次処理、同時処理それぞれの特徴や違いについて話をしてきましたが、

どちらが優れているとか劣っているというものではありません。

単純に情報の処理の仕方に違いがあるだけですので、

そこのところはしっかりと心に刻んでおいてくださいね。


D君には、同時処理の方法で行きました。

解説で、問題を見せ、次に解答を示しました。

その次に「なぜそういう回答になるか」を説明しました。

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