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ADHDのF君 100点の謎

親子


F君の授業の細かな説明をしますね。

「これから授業を始めます」の挨拶も、

早口で延べ、すぐに問題を始めたがります。

まずは、今日行う単元の説明を行うのですが、

「分かっているから」と問題をやりたがります。

どんどんと問題を解いていきます。

分からないところがあると、

「先生教えてよ」と考えを知りたいのではなく、

答えそのものを知りたがります。


これが前回、なんだろうという疑問の答えかなと思いました。。

100点を取ることは頑張りの結果ですからいいことだと思っています。

しかし、それだけが目標になってしまっているような気がします。


途中過程で何をどうすればよいか、その重要な部分を飛ばして、

とにかく点数にこだわります。


とても苦手な作文はやりたがりません。

「他の問題出してよ」と言います。

そうはいきません。しっかり出します。

結果、点数が悪くなると、機嫌が悪くなり、

問題プリントを破ったり、くちゃくちゃにして捨てたりします。


これには、理由があります。

F君のお母さんはF君を私立の学校に進学させたいと思っていて、

点数にかなり強いこだわりを持っていました。

授業が終わった後で話をしますが、

学校のプリント、家庭学習のプリントの

そして今日の問題の点数の話になります。


私立進学という目標があるので、

点数にこだわるのは当然かもしれませんが、

そこだけに注意を持っていくと、その先、つまずいた時に、

どうしてその解答になるのか、という途中過程が分からなくなる

可能性があると思っていました。

その話をお母さんに話したのですが、

「いやいや先生、大丈夫ですよ。点数取れてますから」という感じでした。

F君はその言葉にかなり影響されているように思えました。


点数は正解の答えの数で決まります。

正解は正しい理解による、正しい手順で導き出されます。

正しい理解、正しい手順は、点数のずっと前にあると思っています。


よい得点を取ることは努力の結果で、とても素晴らしいことです。

先の長い学習の中で、正しい理解、正しい手順を

子どもたちみんなに持ってもらいたいと思っています。








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