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注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障がい(LD)、アスペルガー症候群の中学2年生 H君

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今回の生徒のH君は、注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障がい(LD)、

アスペルガー症候群の中学2年生の男の子です。

アスペルガー症候群は自閉症の一つのタイプです。

アスペルガー症候群の子どもは、

(1) 他の人との社会的関係をもつこと

(2) コミュニケーションをすること

(3) 想像力と創造性に障害を持つことで

典型的な自閉症も同じように3分野の障害を持っています。

自閉症とアスペルガー症候群はひとつながりのものです。


これからアスペルガー症候群の子どもの特徴について説明します。

子どもと書いてあってもほとんどの事項は思春期や成人の

アスペルガー症候群の人にも当てはまります。

(1) の社会的関係をもつことというのは他の人と一緒にいるときに、

  どのように振る舞うべきかということです。

(2) のコミュニケーションとは自分の思っていることをどう相手に伝えるか、

  そして相手の言いたいことをどう理解するかということです。

(3)想像力と創造性の問題とはこだわりと関係します。


放課後等デイサービスでの個別指導の時間にはADが時々見られます。

しかしHDの部分は見られません。

他の先生に聞くと学校では、HDの部分が出て、子ども同士でけんかになるそうです。

学習指導の時にADの部分が出現します。そのときは忘れ物が多かったり、

プリントの整理ができなかったりしますので、

これに対応しプリント類はその日の授業が終わった時点で、

ファイルに綴じてもらっています。

また、ボーっとして私が言ったことを聞いていなかったために、

場違いな行動をしてしまったりもしたり、

関心がないことには注意が向かなかったりしますので、

対応としては、ゆっくりと数回同じことを言って指示を出します。

また、アスペルガー症候群の特徴として、パターンを覚えると、

例外的なことを理解しにくかったり受け入れにくい場合がありますので、

授業の時はいつも同じ種類の課題を、同じ順番で行いました。

つまり学習の構造化です。

また、比喩的な表現が分かりにくいので、そのような表現は極力避けました。

その子の認知特性やペースに合わせて、国語の基礎学習を確実に積み重ねていきました。


また、学習とともに、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を行うという形で接していきました。

SSTとは人が社会で生きていくうえで必要な技術を習得するための訓練のことです。

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