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学習意欲―1

NOCO-TOCO HP

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以下は『学習の心理学』からの引用で、最後の方に私の考えを入れたものです。


「一桁の足し算」「一桁の引き算」というような具体的な学習内容に対する

意欲から構造(ひとつのものを作り上げている部分部分の組みあ合わせかた)が始まります。

「一桁のの足し算」がうまくできたというような経験が積み重なって

その場面の有能感が生まれ、やがて自らこういった計算をしてみようという

内発的(自分でやってみようと思う気持ち)な学習意欲が喚起されます。

そして、そのような具体的な学習内容にに対する学習意欲が集まって、

例えば「加算計算」のような小領域の学習意欲が形成されます。

小領域の学習意欲がいくつか集まって「算数」というような

大領域の学習意欲が形成され、さらには「算数」「国語」「理科」「社会」というような

大領域の学習活動が集まって学習全般にわたる学習意欲へと集約されます。



自分は勉強ができるんだ、あるいは今はできなくても、やろう思えばできるんだ

という気持ちがあれば、勉強に対して積極的になれる。

最初は「自分は勉強ができない(無能感)から、一生懸命勉強しよう」と思って

勉強を始めた場合でも、その勉強がうまくできるようになれば、

できたという有能感に支えられて次の勉強は自発的に進められます。

しかし、勉強がうまく進まなかった場合には、無能感が強くなり

勉強をしなくなるでしょう。それゆえ、最初は無能感からスタートした勉強でも、

それが自発的に進められるためには安定した有能感が必要です。

自己決定感の場合も同様であります。

例えば、親に言われて(他者決定で)仕方なく始めた勉強がうまくいかなかったときには、

「やっぱりやらなければよかった!」というような後悔の気持ちが強くなるでしょう。

「二度と勉強なんかしてやるものか」と親に食ってかかる子どもも多いのです。



このパターンが繰り返されると、他者のすすめで勉強することはなくなってしまう。

しかし、他者決定されて仕方なしに始めた勉強でも、それがうまくいった場合には、

「僕にもできるんだ!やっぱり始めてよかった」という感謝の気持ちが生じるでしょう。

そうなればしめたもので、「つぎはこの勉強でもしてみようか」と

自己決定的(自発的)に勉強するようになります。



他者決定で始められた勉強でも、それがうまく進めば自己決定感が勉強を支えることになります。

私は、子どもに勉強を教える者は、この「自己決定感、自発的」に

子どもが勉強できるようにすることが大きな役割の一つだと考えています。

子どもで勉強が好きで自己決定感をもって、自発的に勉強する子どもは

あまりいないのではないかと思っています。

初めは他者決定された勉強を、自己決定感に変えていく、それが重要で、

特に発達に障がいのある子どもにはとても大切な経験であると思っています。

「僕にもできるんだ!やっぱり始めてよかった」

そのように子どもに思ってもらうことの大切さを、子どもたちと一緒に学習をしていて強く思います。








Posted byNOCO-TOCO HP

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