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学習意欲-2

今回も前回同様、

以下は『学習の心理学』からの引用で、最後の方に私の考えを入れたものです。


「個性」とは、他の人と違ったその人特有の性質や性格です。

「その人らしさ」と言ってもいいでしょう。

陽気で屈託がなく誰とでも積極的に交友が持てる個性の持ち主もいるし、

ニヒルでどことなく陰があり近づきにくい個性の持ち主もいる。

また、シャイでなかなか友達と打ち解けられないが一度打ち解けてしますと

友達として友達にとても誠実だ、というような個性の持ち主もいます。


個性ははさまざまであり、その人のその人らしさを形つくっています。

わたしはこうした個性を最大限尊重してほしいと思います。

そして個性をだいなしにしてまで、

強引に学習意欲を持たせようとすることには反対です。


例えば、ゆっくりと勉強している子どもに、

てきぱきと勉強するように強く指導することは間違っていると思います。

なぜならば、その子の学習のペースは大かた生まれつきのものであり、

そのペースによってその子は一番に、快適に、

しかも一番効率よくまなんでいるからです。

てきぱきと勉強するように強要されたら、おそらくその子は効率が悪くなり、

勉強そのものが嫌いになってしまうでしょう。


世の中の多くの人たちは、確かに短時間にものごとをてきぱきとこなすことをよしとしている。

現在の学校のテストでも、短時間のうちに多くの問題を

てきぱきとこなすほうが有利であると思います。

少しくらいの間違いは気にせず、多くの問題にさっさと回答するほうが高得点が取れるらしい。

しかし、こういったことはテストでよい点数をとることが

勉強の第一の目的になっているからこそ言えることなのです。


もし子どもにとって学び成長することが勉強の第一の目的になれば、

テストでよい点を取ることにそれほどこだわらないですみます。

本当の勉強とは、テストでよい点数取ることではなく自分が学び成長することであります。

現在のテストは短時間に多くの問題を解くことを好ましいとしていますが、

本当にこういったテストで学習内容にの理解度が試されうるのであろうか。

私は大変疑問に思います。


親や教師はどうしても目先のことに振り回されてしまいます。

しかし、その子のその子らしい成長を大切にするのであれば、その子らしさ(個性)を尊重し、

それを生かす方向で学習意欲が高まるような指導をすることが重要です。

このことは言うが易く、行うが難しい課題である。

私たちは長い間「個性の尊重」を実践できないできた。

こういったことに慣れていないのが実情であり。

そういった意味で一層の努力が必要とされると思います。

祖母は私の個性ををよく理解してくれていた。

私はテレビを見ることが大好きで、それに変にプライドの高い子どもであったらしい。

夕食後、居間でテレビを見ていると、父や母はよく「勉強しなくていいの?」と勉強を催促した。

そう言われると、内心「勉強しなくてもいいのかな?と思っていた私は、

カッとなり「やればいいんでしょ!!」とどなり、ふてくされた。

そんなとき祖母は必ず「勉強はしたいときにすればいいよ。

したくなかったらしたくなるまで待てばいいよ」と私の味方をしてくれた。

祖母のおかげで私はいがみ合うことなくスムーズに勉強に移れたような気がする。

今はもういない祖母に、心から感謝したい。私の個性を理解し、それを傷つけない形で

学習意欲を喚起してくれた祖母。彼女のような「育ての達人」になりたいと思う。



上述の内容を読んで、ゆっくりと自分のペースで学習していくことの大切さを

あらためて感じることができた。発達の障がいの子どもたちと一緒に勉強してきて、

一人として同じタイプの子はいなかった。

一人の中でも、得意なものは早くできてしまう。苦手なものは時間がかかる。

それに合わせてこちらもペースをつくる。

それによって、二つのペースが丁度良い2人のペースが出来上がる。

それが私たちのペースであると思っています。

他の先生が付けば、そこでまた新しい学習のペースが生まれると思っています。

それは、必ず子どものペースをもとにしたものです。

初めにあるのは、その子どものペース。それに教える側のペ-スが付け加わる。

それがすべてであると思っています。ゆっくり勉強することの大切さ。

ゆっくりコツコツとトコトコと学習していけばいいと思いました。

私は子どもたちに学習してもらって、新しいこと、楽しいことを知る喜びを

感じてもらえるように援助をしたいと思っています。

急がずに、ゆっくりと。

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